鍵を落とした場合、我が社のちょっと変わったペナルティ

私が勤めている会社の社長はワンマンだ。基本的にはいい人だけど、それでも時々権力に任せて変わったルールを私達社員に強いてくるので、皆振り回されている。例えば私の会社では、午前中はヤク○トおばさんが売るヤク○ト商品以外は飲んではいけないことになっている。何でもそのヤク○トおばさんを贔屓にしていて、彼女の業績を上げるためのルールらしい。そこまでして彼女に入れあげるって、一体そのヤク○トおばさんと社長はどういう関係なんだと勘繰ってしまうけれど、そのおばさんはおばさんというよりはおばあさんに近いので、怪しい関係ではない。と思う。そんなわけで、私一人でも月に2000円は使っているわけだから、会社全体では…とにかく相当な売り上げであることは間違いない。しかも言いだしっぺである社長はヤク○ト製品を買わないというのだから、もうメチャクチャである。

そんなワンマンな社長、社員たちが鍵を落とした場合にも、他の会社ではきっとないだろう変わったペナルティをもうけている。それは社歌に合わせて踊るという、かなり恥ずかしい罰ゲームだ。民謡みたいな音楽にちょちょいと踊るのを想像している人には申し訳ないけれど、社歌自体がロック調で激しく、それに合わせた踊りも激しい。一曲踊り終わる頃には運動量がすごいのと恥ずかしさのために汗だくになるほどだ。だから我が社では最後に鍵を無くしたのはもう10年以上前という、わかりやすい記録がある。そんな踊りを踊るくらいなら、耳たぶにピアスの穴を開けて鍵をそこに括り付ける方がよっぽどマシというものだ。しかもこれまた社長の場合は例外で、デスクや金庫の鍵を無くしては鍵屋を呼ぶ失態を何度も犯している。「何で無くしちゃうんだろうなあ、あっはっは」と呑気に笑う社長に伝えたい。そのペナルティを自分にも実行させたら、きっと鍵を無くすことはなくなるはずですよ、と。